性的虐待訴訟:1審判決破棄、准教授に賠償命令−−控訴審判決 /石川

性的虐待訴訟:1審判決破棄、准教授に賠償命令−−控訴審判決 /石川
毎日新聞 2011年10月25日(火)16時36分配信

 県内の私立大准教授の外国人男性(52)から性的虐待を受けたとして、県内の中学2年の女子生徒(14)が550万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が24日、名古屋高裁金沢支部であり、山本博裁判長は、原告の請求を棄却した1審・金沢地裁判決を破棄、准教授に330万円を女子生徒へ支払うよう命じた。
 判決などによると、女子生徒は05年4月から、当時は大学の講師だった准教授宅で外国語を習っていた。同年秋ごろから、体を触るなどの性的虐待を受けた。女子生徒が家族に打ち明け発覚した。
 1審判決は、わいせつ行為を「女子生徒の供述は重要な点で変遷しており、信用できない」として認めなかったのに対し、山本裁判長は「変遷は不合理と言えず、信用できる」と判断。「行為は悪質で、心理的な後遺症の恐れがある」と断じた。
 准教授は、強制わいせつ容疑で書類送検されたが、07年に金沢地検は「供述が変遷し、立証が困難」との理由から、不起訴処分とした。さらに、金沢検察審査会の不起訴不当の議決を受けた後の昨年7月、同地検は再び不起訴処分としていた。【宮本翔平】

10月25日朝刊

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