自宅を仮差し押さえ 堀越学園元理事長 経営悪化 浮き彫り

自宅を仮差し押さえ 堀越学園元理事長 経営悪化 浮き彫り
2012年1月27日 東京新聞

 創造学園大学(高崎市)の経営悪化問題で、同大などを運営する学校法人・堀越学園(同)の元理事長が市内に所有している自宅の土地と建物が、東京地裁から仮差し押さえ命令を受けたことが二十六日、分かった。

 不動産登記簿によると、土地は三百三十五平方メートル、建物は木造二階建て延べ床面積二百六平方メートル。仮差し押さえ命令は十七日付で、債権者は都内にある大手都市銀行系列の金融関連会社。

 法人をめぐっては、一月分の給与が八カ月連続の遅配となり、資金繰りが悪化。一年前に元理事長は引責辞任したが、今月十日に他の主要な役職も解任された。

 同大のキャンパスなども現在、一部が差し押さえられている。元理事長の自宅までも仮差し押さえが判明し、経営悪化の深刻さが浮き彫りとなった。 (菅原洋)

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