盗撮の池田小教諭を懲戒免職 相次ぐ不祥事、本年度7人目

盗撮の池田小教諭を懲戒免職 相次ぐ不祥事、本年度7人目
信濃毎日新聞 2012年09月14日(金)

 県教委は13日、児童の着替えを隠し撮りしたとして建造物侵入と軽犯罪法違反(のぞき見)の罪に問われ、松本簡裁から罰金10万円の略式命令を受けた北安曇郡池田町池田小学校の宮沢希以(けい)教諭(43)を懲戒免職処分にした。県内では今春以降、公立学校教員のわいせつ行為など不祥事が相次ぎ、本年度の懲戒免職はこれで計7人と、記録が残る1992年度以降、最多となった。

 県教委によると、宮沢元教諭は7月下旬から8月上旬までに計3回、同校プールの女子更衣室にカメラを仕掛けた。県教委の調査に対して元教諭は「女子児童の裸や下着を見たかった」とし、「子どもや保護者、学校に信頼を寄せてくれた人たちに大変申し訳ない」と話しているという。

 また、8月1日に事態を把握したにもかかわらず、町教委や県教委への報告が遅れ、同3日になってから報告したとして、同校の男性校長(58)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とした。

 この日は他に、7月に生徒9人の答案を書き換えた松本市の中学校男性教諭(39)を停職3カ月、この学校の男性校長(58)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とした。男性教諭は昨年度中にも計3回、12人の生徒の答案用紙を書き換えていた他、前任校でもテストの正解をテスト中に生徒に教えていたことが新たに判明した。

 また、5月に北信地方で自家用車を運転中、男性(41)に全治2月のけがを負わせ、自動車運転過失傷害罪で罰金50万円の略式命令を受けた北信地方の小学校男性講師(40)と、顧問を務めていた部活の複数の生徒に5月に暴言を吐くなどした南信地方の高校の男性教諭(41)を、共に戒告処分にした。本年度の県内公立学校教員の懲戒処分はこの日で計22件となり、昨年度1年間の計16件を超えた。

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女児盗撮教諭に反省文書かせ、対応が遅れた校長
2012年9月14日11時58分 読売新聞

 長野県教委は13日の定例会で、7〜8月に池田町の小学校で女子児童を盗撮したとして罰金刑を受けた男性教諭(43)を懲戒免職処分とした。

 教諭への指導や事件後の対応が不適切だったとして男性校長(58)も減給1か月(10分の1)の処分とした。ほかに、松本市立中学校の男性教諭(39)によるテストの答案書き換え問題などで教師ら4人も一斉処分した。

 県教委によると、今年度の懲戒免職処分は7人目(わいせつ行為は6人目)。6人に免職処分を言い渡した2008年度を上回り、過去20年で最多となった。

 盗撮事件で教諭は、7月下旬から8月上旬、プールの女子更衣室で、女子児童の着替える様子をビデオカメラで録画したとして、軽犯罪法違反(のぞき見)などの疑いで逮捕され、8月下旬に松本簡裁から罰金10万円の略式命令を受けた。

 県教委の調査では、既に明らかになっていた7月27日、8月1日の犯行のほかに、7月31日にもカメラを設置していたことが判明。教諭は「不祥事撲滅の強化月間に信頼を裏切り、泥をかぶせ、おわびの気持ちでいっぱい」と話したという。

 また、校長は8月1日に事件を把握しながら、町教委などに報告したのは同3日。その間、教諭から状況を聴取したほか、反省文を書かせていたことが県教委の調査で分かった。大町署への相談は、土、日曜の後の同6日まで遅れ、県教委は、事件を防げなかった責任に加え、対応の遅れも処分理由とした。

 校長は「『まさか』という事態を想定する危機管理をおろそかにした。二度と起こさないように反省文を書かせたため、報告に2日かかり、申し訳ない」と謝罪しているという。

 非違行為撲滅の強化月間も不祥事が続き、山口利幸県教育長は「表現する言葉が、見つからない。その都度、繰り返しで申し訳ないが、不信感を植え付けて申し訳ない気持ちだ」と陳謝した。

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