大津・中2自殺:第三者委を条例化へ 学校外の要因調査も /滋賀
毎日新聞 2012年9月15日(土)15時17分配信
大津市立中学2年の男子生徒が自殺した問題で、市は14日、いじめの実態を解明する第三者調査委員会について、設置のために遺族側と合意した要綱を廃止し、新たな条例に基づいて設置する方針を明らかにした。設置目的に「青少年の健全育成」を加える予定で、現要綱で学校内の問題に限っている調査対象が、学校外の要因にも広がる可能性がある。
調査委は市長の付属機関と位置付ける予定で、9月議会に条例案を追加提案する。遺族側とは今後調整する。
要綱だけでの設置が地方自治法に抵触すると指摘があり、議会運営委員会で市側が変更方針を説明した。調査委の委員から「生徒の家庭も調査すべきだ」との意見も出ていた。【千葉紀和】
9月15日朝刊