ネットいじめ:都教委、対策強化 指導資料改定、発見方法加筆へ /東京

ネットいじめ:都教委、対策強化 指導資料改定、発見方法加筆へ /東京
毎日新聞 2012年9月28日(金)10時46分配信

 インターネット上に悪口などを書き込む形のいじめに対応するため、都は今年度中に公立校の教員向けの指導資料を改定し、新たに早期発見のポイントなどを盛り込む方針を決めた。また都の相談窓口が悪質な書き込みを確認した場合、サイト運営者に直接削除を要請することも決めた。【柳澤一男】
 都の昨年度の児童・生徒の問題行動実態調査によると、学校側が把握したいじめ4571件のうち、129件はパソコンや携帯電話を使った嫌がらせだった。都教委が09年6月から続けている「学校裏サイト」の監視では、友人らへの中傷や悪口の書き込みが昨年度は234件あり、自殺や自傷の予告も16件あった。
 ネット上のいじめは見えにくく、深刻化する恐れも大きい。このため都教委は06年に作成したいじめ対応の指導資料を6年ぶりに改定し、ネット情報を速やかに見つける方法やトラブルの対処法などを加えることにした。全公立校の担当教員を対象に、いじめ問題に特化した研修会も年度内に開く。
 ◇相談窓口が直接、中傷削除要請も
 一方、都が09年8月に開設した未成年者のネット関係の相談窓口「東京こどもネット・ケータイヘルプデスク(愛称・こたエール)」も充実を図る。これまでは子供や保護者から相談を受けると、必要に応じて学校や区市町村教委などに情報提供するだけだったが、いじめにつながる書き込みがあった場合はサイト管理者に削除を要請するなどの基準を新たに策定する。悪質な場合は、警察にも通報するとしている。

9月28日朝刊

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