いじめ認知件数:県内で激増 4〜8月で2000件、昨年度の6倍 /岩手

いじめ認知件数:県内で激増 4〜8月で2000件、昨年度の6倍 /岩手
毎日新聞 2012年10月9日(火)11時6分配信

 文部科学省のいじめ緊急調査で、今年4月から8月までの間、県内すべての公立小中高校と特別支援学校636校でのいじめ認知件数は、約2000件と昨年度1年間の約6倍に増加していることがわかった。そのうち、生命や身体を脅かす恐れのある「重大ないじめ」について県教委は「ある」としているが、件数については明らかにしていない。
 大津市のいじめ問題を受け、文科省が全国の教育委員会に緊急調査を指示。県教委によると、11年度は1年間で認知件数が331件だったのに対し、今年度は約5カ月間で約2000件と大幅に増加した。8割については解決しているという。
 県教委は認知件数の大幅増について、「大津市のいじめ問題を受け、子どもや教員がいじめについて改めて認識を持ったためではないか」としている。
 県教委は今月15日から全公立小中学校の主幹教諭や生徒指導主事を対象にした「いじめ根絶緊急研修会」を開き、今回の調査をもとに、いじめ問題の検証と対策を協議する。【安藤いく子】

10月9日朝刊

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする