中央大の全教授会、理事長の辞任要求 付属中不正入試

中央大の全教授会、理事長の辞任要求 付属中不正入試
朝日新聞デジタル 2012年10月8日(月)0時29分配信

 中央大学横浜山手中学(横浜市中区)の不正入試を巡り、同大の6学部と三つの専門職大学院のすべての教授会が、相次いで久野(ひさの)修慈理事長の辞任を求める決議をしたことが関係者への取材で分かった。9日に開く理事会で、久野理事長の進退について話し合われる見通しだ。

 同中学は2月の入試で、合格ラインを下回った生徒を合格扱いとしたことが明らかになった。大学側のこれまでの説明では、久野理事長が知人から「孫が受験する」と聞き、同中学の田中好一校長に電話で「よろしく」と伝えた、とされる。田中校長は「私が(理事長の気持ちを)忖度(そんたく)した」と説明している。同中学は3月になって、この受験生の合格を取り消した。

 理事会は9月24日に久野理事長を減給3カ月(10分の3)とすることを決めたが、関係者によると、教職員から「不十分だ」との声が上がった。辞任要求はいずれも、不正入試の問題で大学や付属教育機関の信頼を失墜させたことなどを理由としているという。理事会は21人で構成され、各学部長も理事を務めている。

 久野理事長は中央大卒で大洋漁業専務やプロ野球の大洋球団社長などを歴任。2008年に同大理事長に就任した。

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