いじめ対策で初会合 滋賀県研究チーム
京都新聞 2012年10月22日(月)22時59分配信
大津市で昨年10月に男子生徒が自殺した問題を受け、滋賀県は22日、有識者らによる「県いじめ対策研究チーム会議」を設置し、県庁で初会合を開いた。
会議は、県が8月末に設置したいじめ対策本部の取り組みの一環。教育学の専門家や弁護士、いじめ対策に取り組むNPO法人の代表ら10人が委員に就任した。
初会合では座長に上杉孝實・京都大名誉教授、座長職務代理に高橋啓子・聖泉大副学長を選んだ。また各委員が、いじめや学校教育に対する考え方を発言。NPO法人「ジェントルハートプロジェクト」理事で、自らも娘を自殺で亡くした小森美登里さんは「初動調査の充実と、学校と家庭の情報共有が必要」と訴えた。
会議は来年3月に中間報告、同10月に最終報告を対策本部に提出し、県のいじめ対策に生かす。