<大産大>文科省が補助金支給を保留
毎日新聞 2014年1月10日(金)15時18分配信
◇「やらせ受験」問題 報告書は「不十分」
大阪産業大(大阪府大東市)の2009年度入試を巡り、入学意思のない付属高校生が受験させられた「やらせ受験」問題で、文部科学省が大産大の今年度の補助金の支給を保留していることが分かった。大学の組織的関与はなかったとする報告書について、文科省は「内容が不十分」として納得できる報告があるまで支給しない方針という。
この問題では、大学が設置した第三者調査委員会が昨年6月、付属高が生徒9人に大産大を受験するよう依頼し、謝礼を払ったと認定する一方、大学側の関与や、国の補助金カットを免れる目的だったことは否定する報告書を公表。大学は12月、付属高の元教頭がやらせ受験を主導したなどとする内容を追加し、文科省に報告書を提出していた。
これに対し、文科省は「責任の所在が曖昧で、再発防止策も具体的ではない」などとして12月に支給する第1次の補助金を保留。その後、大学側から追加報告があり、3月の第2次支給を行うか検討している。
大産大は「さらに改善する点があれば、文科省の指導に従う」としている。【近藤諭】