「黒塗り開示、あってはならぬ」市長が遺族に謝罪 大津中2自殺
京都新聞 2014年1月22日(水)23時9分配信
大津市でいじめを受けていた中学2年の男子生徒が自殺した問題で、生徒に実施したアンケートの遺族への開示をめぐって市の違法行為が認定された裁判の判決を受け、大津市の越直美市長と富田眞教育長が22日、市役所で遺族と面会した。あらためて謝罪し、情報公開に関する改善策について説明した。
越市長は「遺族にとって、子どもが亡くなった原因が何だったかを知る上で、アンケートは非常に大事な手がかりであり、アンケート結果の大半を黒塗りで開示するなど、あってはならない」と述べ、謝罪した。
富田教育長も「判決を真剣に受け止め、ご遺族が受けられたご心労、精神的な苦痛に対して、心からおわびしたい」と述べた。
そのうえで富田教育長は、文書管理や情報公開について幼稚園や小中学校の校園長、職員を対象に説明会や研修を実施していることを説明。重大事案が発生した際に子どもに行うアンケートの開示基準を、本年度中に策定する考えを説明した。
男子生徒の父親は、開示できる資料のリストを公表することや、子どもが正直に事実が書けるようなアンケートの取り方について検討することを求め、「なぜこうしたことが起きたか深く追求し、その対策の検証を全国に発信してほしい」と述べた。