懲戒免職の教師「生徒の心に一生消えない傷」

懲戒免職の教師「生徒の心に一生消えない傷」
2014年1月24日12時06分 読売新聞

 静岡県内の公立中学校に勤務する50歳代の男性教諭が、女子生徒にわいせつな行為を繰り返し行ったとして、県教委は23日、男性教諭を懲戒免職処分とし、同校の50歳代の男性校長を戒告の懲戒処分とした。

 また、交通費などを不正に受け取っていたとして、県立富士宮北高校ソフトテニス部顧問の50歳代の男性教諭を減給6か月(10分の1)の懲戒処分とした。

 学校人事課によると、男性教諭は勤務先の校内で、女子生徒の体を複数回にわたって触った。昨年12月下旬、女子生徒が別の教諭に相談して発覚し、自宅謹慎処分を受けていた。

 男性教諭は「意志が弱かった。生徒の心に一生消えない傷を負わせてしまい、大変申し訳ない」と話したという。

 県立富士宮北高校の男性教諭は、2008年8月〜13年7月、交通費など14万8980円を不正に受け取っていたという。

 遠征試合に行く際、電車やバスなどで移動すると学校に申請していたが、実際は保護者らが所有するマイクロバスや自分の乗用車を使用し、一部を自腹で払ったマイクロバスの賃料に充てた。遊興費には使っていないという。

 男性教諭は「心から反省している。多くの人に迷惑をかけ、大変申し訳ない」と話したという。

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