朱雀高の入試ミスで府教委が緊急会議 京都

朱雀高の入試ミスで府教委が緊急会議 京都
産経新聞 2014年2月27日(木)7時55分配信

 府立朱雀高校(京都市中京区)で、受験生に十分周知しないまま作文の試験時間を短縮し、作文について全員満点とした問題で、府教委は26日、京都市・乙訓地域の府立高校18校の校長を集め、緊急会議を開いた。小田垣勉教育長は「想定外の人為的ミス。入試における校長の権限と責任を確認してもらいたい」と述べ、再発防止の徹底を指示した。

 小田垣教育長は「作文の試験時間が70分と長いのは、朱雀高校の特徴で、受験生らは時間をかけて準備してきた。それを変更すれば、数カ月の努力は水泡に帰す」とし、「入試の実施要項の変更はありえないこと。生徒の能力と個性を伸ばそうとするのが、今回の入試制度改革の基本的な考え方で、重要な局面に立っていることを確認してもらいたい」と話した。(栗井裕美子)

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