児童への性犯罪が3日に1件、犯人は教師が最多―中国

児童への性犯罪が3日に1件、犯人は教師が最多―中国
XINHUA.JP 2014年3月4日(火)4時2分配信

中国で3日開幕した全国政治協商会議(政協)で、政協委員3人が9年間の義務教育に子どもの安全について教える課程を盛り込むことを提案した。同国では昨年、全国で125件の女児に対する性犯罪事件が報じられた。3日に1件の割合で事件が発覚している計算で、被害者の年齢は8〜14歳。犯人で最も多かったのは教師だった。新京報が3日伝えた。

報道によれば、2日に行われた政協関連の座談会で、昨年の子どもへの性犯罪の状況が報告された。昨年報じられた125件の性犯罪では被害者が低年齢化する傾向が顕著で、小学生が被害を受けるケースが多かった。

125件のうち犯人が教師だったケースが33件で最多。学校の校長だったケースも10件、公務員だったケースも6件あったという。

子どもの約6割が「性教育とはなにか」を知らないことも分かった。保護者が学校で性教育をすることに賛成する割合は83%。また義務教育に性教育を組み込むべきと考える教師の割合も88%に上った。

(編集翻訳 恩田有紀)

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