天童中1死亡、部活動などでいじめ確認 聞き取りの中間報告、遺族に提示

天童中1死亡、部活動などでいじめ確認 聞き取りの中間報告、遺族に提示
山形新聞 2014年3月29日(土)7時31分配信

 天童市の中学1年の女子生徒(12)が山形新幹線にはねられて死亡し、自宅からいじめを受けていたと記したノートが見つかった問題で、生徒が通っていた学校は28日、全校生徒からの聞き取り調査の中間報告を遺族に提示した。報告書には女子生徒が所属する運動部で「練習相手がいなかった」などと記され、いじめとみられる状況を確認した内容だった。

 女子生徒の両親と弁護士が同日、学校を訪れ、同市教育委員会の水戸部知之教育長と校長らが対応した。弁護士の説明によると、中間報告としてまとめたのは(1)生徒の死亡を受けて1月に実施したアンケート結果を基に、学校が生徒を対象に行った聞き取り調査(2)市教委が教職員に対して行った調査―の2種類で、それぞれ数ページ。

 (1)は部活動での状況が中心で、「練習相手がいなくて孤立していた」「2人組で練習中に、女子生徒が捕れないボールを投げるよう他の生徒が指示していた」といった様子に加え、クラス内で陰口を言われていたことなどが確認できた。件数や固有名詞の記載はなかった。

 面談後の取材に対し、弁護士は「いじめと確認できる内容だった」との認識を示した。一方、(2)で教職員が女子生徒に対するいじめを認識したとするケースはなかった。

 遺族の同意を得ずに策定した第三者委員会の設置要綱に関し、市教委は同日、遺族が要望する全面的な見直しを「検討する」と前向きな姿勢を示した。弁護士は「市教委は見直しに同意した様子だった」と述べ、遺族は今後、委員の増員、教育委員会の関与方法など具体的な修正案を示す。

 遺族が開示を要望し、市教委が非開示の方針を示しているアンケート結果について、弁護士は「非開示は(いじめ防止対策推進法に照らし)不当行為だ」として引き続き開示を求める。

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