体罰教員減って122人…都教委「公表が成果」
読売新聞 2014年5月22日(木)17時44分配信
東京都教育委員会は22日、都内の全公立学校で2013年度中に、111校の教職員や外部指導員ら122人が児童・生徒に対して暴力をふるうなどの体罰を行っていたと発表した。
初めて調査が行われた前年度の182人から60人減となり、都教委は「体罰の公表などが一定の成果を上げたとみられる」と評価している。
調査は都内の全公立の小中高校と特別支援学校計2184校を対象に実施。体罰をした122人の内訳は、小学校42人(前年度31人)、中学校60人(同110人)、高校17人(同40人)、特別支援学校3人(同1人)。このうち、少なくとも25人が複数回にわたって体罰を行っていた。
部活動中に体罰をしたのは31人で、前年度の87人から大幅に減少。授業中の体罰は91人で、前年度の95人とほぼ同数だった。