中国人留学生の部屋侵入、60万盗んだ教諭逮捕
読売新聞 2014年05月29日 17時39分
勤務する高校の生徒寮に忍び込み、60万円などを盗んだとして、岡山県警井原署は28日、井原市の私立興譲館高校教諭、田中健一容疑者(46)(倉敷市連島町西之浦)を住居侵入、窃盗の疑いで逮捕したと発表した。
容疑を認めているという。
逮捕は27日。発表によると、田中容疑者は4月30日夕から今月2日深夜までの間、3年男子生徒(19)の部屋に入り、男子生徒が同級生の女子生徒(16)から預かっていた60万円と100元札14枚(約2万円)が入った財布を盗んだ疑い。
両生徒は中国からの留学生で、現金は女子生徒の生活費。男子生徒が2日夜に財布がないことに気づき、同校に連絡。3日に同署に被害届を提出した。60万円は見つかったが、財布が不明という。
同校によると、田中容疑者が8日、同校に「寮玄関の下足箱で、封筒に入った60万円を見つけた」と申告。さらに13日、「4月30日夕、寮の近くで財布を拾い、自分が下足箱に現金を置いた」と話したため、同校は同署に連絡するとともに、14日から自宅待機を命じたという。田中容疑者は保健体育を担当し、サッカー部の顧問を務めていた。