中学教師が酔って店先で立小便、抗議の店主をいきなり殴る=中国

中学教師が酔って店先で立小便、抗議の店主をいきなり殴る=中国
サーチナ 2015-11-02 16:31

 Sさんは河南省駐馬店市の中心部で写真館を営んでいる。10月22日午後8時半ごろ、男1人が営業中店先でなんと、立小便を始めた。Sさんはすぐに抗議した。

 法制晩報によると、相手は男の2人連れだった。酔っていた。Sさんに、小便をしていない方の男がくってかかった。「小便がどうした。店のなかでしてやろうか。くそったれ」などと、Sさんを汚い言葉でののしった。

 もう1人の男は小便を終えた。ズボンのジッパーを上げると、つかつかとSさんに寄ってきた。いきなりSさんの顔面を拳で殴った。Sさんはひっくり返った。Sさんは立ち上がるとすぐに、店の中に逃げてガラス扉を閉めた。

 男2人はしつこかった。「今日のところは、ぶっ殺すのはやめておいてやる。ここで店が続けられると思うなよ!」などと喚いた。近くにあったらしい棒でガラス扉を叩いた。ガラス扉は砕け散った。

 Sさんは警察に通報した。店が被害を受けたとあっては、引きこもっているわけにはいかなかった。再び店外に出た。男2人と口論になった。。

 当然の抗議だが、理屈は通じなかった。男らは再びSさんを殴り、走ってその場から逃げようとした。警官隊が到着した。男2人は警察に身柄を拘束された。

 男2人は、けんかを止めようとした女性も殴ったという。Sさんは「許せない」と考えた。争いの様子を動画撮影していた人がいる。Sさんは動画を入手し、インターネットに投稿した。すると、中国で時おり見られる「人肉捜索」が発生した。

 「人肉捜索」とは、大勢のインターネットユーザーが、何らかの出来事に関連した人の氏名や職業・職場などを捜す行為だ。主に「社会的に許せない」とみなされる行為で発生する。多くの情報が寄せられ、人物が特定される場合も珍しくない。

 Sさんの店先で立小便をした男は、同市内の中学校教師と判明したという。

 法制晩報によると、市教育部門の関係者は、「事件にかかわった者のうち1人は市内の中学校教師だ」と認め、「教育局責任者も非常に重視している。現在、措置を検討しているところだ」と説明。

 現地警察の責任者も法制晩報の取材に対して「警察はこの事件を、かならず公平に処置する」と述べたという。

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◆解説◆
 教師が事件や問題を起こすのは中国に限ったことではないが、中国では、上記のような「殺伐」とした事態が報じられる点が特徴的だ。

 もちろん全員ではないが、中国人には特に見知らぬ人から自分の言動を批判された場合、精神状態が一瞬で「戦闘モード」になる人が目立つ。“戦闘状態”になったからには、自分のそれまでの行為の是非は大した問題ではなく、とにかく「勝利」することが目的になる。

 そうなると、自分の地位や立場、品性などに対する気負いやプライドも、抑止力として働きにくくなる。

 中国人は家族や親友をを極めて大切にする場合が多い。しかしその反面、心を許した人以外は「潜在的な敵」とする感覚があるので、相手側が「敵対」したとみなせばただちに、「戦闘モード」の心理状態になるとの分析もある。(編集担当:如月隼人)

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