市教委が第三者委設置へ 滝沢市・中2自殺
河北新報 2014年7月23日 6時10分配信
岩手県滝沢市で5月末、市内の中学2年の男子生徒=当時(13)=が首をつって自殺した問題で、市教委は22日、市議会全員協議会で、遺族の要望があれば第三者委員会を設置する方針を明らかにした。
市教委によると、メンバーは弁護士や精神科医、大学教授ら5人程度になる見込み。人選に遺族の意向を反映するかどうかについては、公平、中立の立場から慎重な姿勢を示した。結論を出すまでに要する期間は、他の自治体の例を参考に3〜4カ月とした。
全校生徒、保護者を対象に行ったアンケート結果も示され、市議からは「書いたことが(市教委がまとめた)調査報告に載っていないという不満を聞く」「第三者委を早急に立ち上げ、学校の運営を正常に近づける努力をしないと、市の教育が問われる」などといった意見が出された。
市教委は今秋をめどに全小中学校を対象にしたいじめの実態調査を行うことも明らかにした。