「嫌がらせで精神疾患」 元生徒が教諭を提訴 神戸地裁
神戸新聞 2014/7/23 13:06
豊岡市内の兵庫県立高校で、所属していた陸上部の顧問だった30代男性教諭から嫌がらせを受けて精神疾患になったとして、元生徒の女性と両親が、教諭と県に慰謝料など550万円の損害賠償を求め神戸地裁に提訴していたことが分かった。
訴状によると、女性は2010年8月、陸上部の合宿で、教諭が「こうすれば首を絞められる」と言い、別の生徒の首を絞めて失神させたのを目撃。
女性が「ほかの先生に伝えます」と言うと「俺はどういうふうに絞めたら死ぬか分かっている。試してみるか」とどう喝されたという。その後、故意に足を踏まれたり、壁に押しつけられたりする嫌がらせを受けるようになった、としている。
女性はその後、過呼吸やパニックの発作を度々起こし、12年末に同校を退学。「解離性障害」と診断された。
女性側は「教諭の加害行為と発症の因果関係は明らかで、ほかの教諭も適切な対応を怠った」と主張。教諭と県側は、教諭が生徒を失神させたことを認めた上で「女性に対し嫌がらせをしたことはない」と請求棄却を求めている。
県教育委員会は「訴状の内容を精査し、適切に対応したい」とコメントした。