研究論文で不正、東大が4人の関与を認定

研究論文で不正、東大が4人の関与を認定
読売新聞 2014年8月1日 13時12分配信

 東京大学分子細胞生物学研究所で、細胞内のたんぱく質の働きなどの論文51本に不適切な画像が多数見つかった問題で、調査を行う東大の科学研究行動規範委員会は1日、加藤茂明元教授(2012年3月辞職)の研究室に所属していた4人が、研究不正に関与したとする報告を公表した。

 報告によると、不正に関与したのは加藤元教授のほか、同研究室助教授だった柳沢純・元筑波大教授、同特任講師だった北川浩史(ひろちか)・群馬大教授、同准教授だった武山健一氏。全員が東大を辞職しているが、同委員会は「懲戒事由に相当する可能性がある」と判断した。

 加藤元教授については、画像の捏造(ねつぞう)や改ざんを行った事実は確認できなかったが、研究室内で「強圧的な態度で不適切な指示・指導を日常的に行った」とし、不正行為を大きく促したと認定。論文の撤回を回避するために実験ノートなどに手を加えるよう指示し、委員会の調査で、虚偽と考えざるを得ない証言をしたという。

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