「いらんことだけして…」知的障害児施設で保育士が女児ら虐待

「いらんことだけして…」知的障害児施設で保育士が女児ら虐待
産経新聞 2014年10月3日 15時23分

 滋賀県湖南市の知的障害児入所施設「県立近江学園」で、50代の女性保育士が、入所している女児ら3人に対し、髪を引っ張るなどの虐待を加えていたことが3日、分かった。

 県が同日の県議会常任委員会で報告した。

 県によると、この保育士は今年6月21日午前10時ごろ、学園内で暴れていた小学生の女児の頭髪を引っ張った。また同時期に、学園内で中学生の女子生徒に対して生活態度を注意していた際、頭をたたき、「(女子生徒は)いらんことだけして、何もできひん」などの暴言を浴びせるなどした。

 保育士の行為を見ていた他の職員が上司に報告。学園側はすでに3人の保護者に謝罪した。県は女性の処分を検討する。同学園では昨年12月にも、男性保育士が入所している男児に「殺すぞ」と暴言を浴びせたことが分かり、県がこの保育士に口頭で注意した。

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