日立一高爆破予告事件で元高校教諭に有罪判決 「身勝手な動機」

日立一高爆破予告事件で元高校教諭に有罪判決 「身勝手な動機」
産経新聞 2014.10.20 18:53

 茨城県立日立第一高校(日立市)に対する爆破予告をしたとして、威力業務妨害罪に問われた同県北茨城市磯原町磯原、元県立高校教諭臼庭良之被告(60)に水戸地裁は20日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。

 小林麻子裁判官は判決理由で、同校への逆恨みやストレス発散が目的と指摘し「身勝手かつ短絡的な動機」と述べた。一方、同校に謝罪文を送ったことなどを考慮した。

 公判で臼庭被告は、同校を受験した長男が不合格になったことへの不満や、勤務していた別の高校で生徒の授業妨害に遭うなどしてストレスがあったと説明。8月25日付で懲戒免職になった。

 判決によると、7月1日、自宅のパソコンから県教育委員会のホームページを通じて「爆弾仕掛けてやる」などと送信、日立第一高校や付属中の生徒の避難を余儀なくさせ、業務を妨害した。

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