江東区の教諭、テスト採点せず
産経新聞 2014年12月28日(日)7時55分配信
江東区教育委員会は、区立小学校の男性教諭(40)が児童のテストを採点しないなど適正に取り扱っていなかったと発表した。区教委によると、教諭は前年度に担任した5年生のクラスで、児童21人分の国語や算数などの教科で使う「ワークテスト」の全58回分を、自宅に持ち帰るなどして返却していなかった。このうち、45回分はテストを行ったが、採点したのは2回分のみで、残りの13回分はテスト自体を実施していなかったという。
教諭は区教委に「一度採点しなくなったら、雪だるま式にできなくなった」と話しているという。ワークテストは、児童側(保護者)に私費で購入させた副教材だった。今月10日に6年生の児童が「去年は、テストが返却されていなかった」などと他の教諭に相談し、発覚した。