小6自殺「いじめが原因」=市の外部調査委が報告書―長崎

小6自殺「いじめが原因」=市の外部調査委が報告書―長崎
時事通信 2015年2月2日 11時43分配信

 2013年7月、長崎市立小学校の小6女児=当時(11)=が自殺を図ってその後死亡し、いじめが原因と遺族が訴えていた問題で、市の第三者機関である外部調査委員会は2日、上靴を隠すなどのいじめがあったと認定し、自殺との関連があったとする調査報告書をまとめた。
 調査委は、市教育委員会が学級の児童全員や教職員らを対象に実施したアンケートなどを基に、いじめと自殺の因果関係を検討。その結果、5年生の時に上靴を隠されたことやあだ名でからかわれていたことなど3件について、いじめと認定した。
 調査委は報告書で「一つ一つの出来事は自殺との直接的な因果関係はない」と指摘。「精神的苦痛の積み重ねが女児を追い詰めた可能性が高い」と結論付けた。
 調査委の報告書を受け取った女児の母親(41)は2日、弁護士を通じてコメントを発表。「一つ区切りがついたと感じている。踏み込んだ判断をいただいたが、すべてに納得しているわけではない」と感想を述べた。 

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