体罰元教諭のコーチ招へいに遺族猛反発 大阪市教委、バスケ部顧問ら懲戒処分

体罰元教諭のコーチ招へいに遺族猛反発 大阪市教委、バスケ部顧問ら懲戒処分
産経新聞 2月10日 16時40分配信

 大阪市立桜宮高校バスケットボール部の体罰事件で有罪、懲戒免職となった男性元教諭(49)が市立天満中学校=北区=の男子バスケ部のコーチとして招かれていたことをめぐり、市教委は10日、学校に無断で元教諭を招き、不適切な部活指導を行ったとして、顧問の男性教諭(29)を戒告処分とした。

 また元教諭と校内で会っていたにもかかわらず、校長に報告するなどの適切な対応を怠ったとして、男性教頭(52)も戒告処分とした。

 平成24年の桜宮高の事件で元教諭の暴力後に自殺した生徒の遺族は市教委や市に「指導に招く行為自体、今回の事件を全く重く受け止めていない証拠。遺族に対する説明もなく招へいを行ったことは甚だ遺憾」などとする抗議書を出した。

 市教委によると、顧問は26年11月末から27年1月10日までの間の3回にわたり、休日の部活動に元教諭をコーチとして招き、不適切な指導を実施した。顧問が知り合いだった元教諭に依頼したという。

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