再調査で一転、体罰認める 障害児のパニックからかう
共同通信 2015/03/20 14:32
19日、明らかになった大阪府立八尾支援学校東校の体罰。学校側は投書で名前が挙がった教員らの聞き取りだけで済ませ、昨年末、全事例について「体罰や暴行はなかった」と結論付けていた。2月に納得しない一部保護者らが学校に再調査を要求。体罰を目撃した実習生の聞き取りから、ようやく1件を体罰と認めた。 複数の生徒や教員が取材に対し「担任の若い女性教員2人が男子生徒(17)を平手打ちし、教室から閉め出して放置していた」などと証言。教員は日常的に生徒らを「おまえ」「こいつ」と呼んでいた。別の生徒は障害によるパニックを起こした際、「ええもん見せてもらったわ」とからかうような暴言を教員から吐かれた。この生徒は恐怖心を抱き「学校に行きたくない」と訴えていた。 学校が調査と並行して実施した教員への意識調査では「一種のいじめに見えることがある」「うちの子はこの学校に入学させたくないと思った。障害への理解がなさすぎる」「障害が重い子をからかっている先生を見ると悲しくなる」などの内部意見が上がった。