児童の保健調査票廃棄、養護教諭ミス隠そうと
読売新聞 2015年04月11日
福岡市教育委員会は10日、博多区の市立小学校に勤務していた50歳代の女性養護教諭が児童106人分の「保健調査票」を廃棄したと発表した。今春卒業した児童に返却するのを忘れ、ミスを隠そうとしたという。教諭の処分を検討している。
市教委によると、調査票には児童の名前や持病、アレルギーなどが記載されており、卒業時に返す規則になっていた。
養護教諭は今春の卒業生に返却するのを失念。3月末、ミスの発覚を恐れて、卒業生の一部と5年生の調査票を廃棄した。5年生の分は誤って捨てたという。
今月1日付で教諭が他校に異動後、後任の教諭らが気づき、不正が発覚した。