着服:元教諭268万円 「芸術鑑賞積立金」 益田東高 /島根

着服:元教諭268万円 「芸術鑑賞積立金」 益田東高 /島根
毎日新聞 2015年06月24日 地方版

 益田市染羽町の益田東高校(阿知波(あちは)武雄校長・理事長、生徒数368人)は23日、30代後半の男性元教諭が2012、13年度に全校生徒から徴収する「芸術鑑賞積立金」の大半に当たる268万円を着服していたと発表した。本人が全額返済しており、刑事告訴は見送るという。

 同校によると、積立金は3年に1度の芸術鑑賞のため年度初めに1000円ずつ集め、各担任が担当の元教諭に渡していた。元教諭は積立金口座から2年間で計4回現金を引き出し、徴収金は入金しなかった。今年2月、後任教諭が不審な入出金記録を見つけて発覚。学校側の聴取に元教諭は着服を認め、「生活費に使った」と話したという。元教諭は3月31日付で自ら退職し、退職金も支払われた。

 校内のチェック機能も働かなかった。元教諭は、会計監査で岩原敬郎(よしろう)教頭から通帳などの提出を求められても多忙を理由に断り続けた。岩原教頭も強く求めなかったという。経営母体の学校法人「七尾学園」は、阿知波校長と岩原教頭をいずれもけん責、減給の懲戒処分にした。一方、元教諭を処分しなかったことに阿知波校長は「甘いとは思っていない」と述べた。【横井信洋】

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