<ボクシング>日本連盟「長崎県連盟は傘下組織と認めない」

<ボクシング>日本連盟「長崎県連盟は傘下組織と認めない」
毎日新聞 2015年10月28日 9時20分配信

 日本ボクシング連盟が長崎県ボクシング連盟に対して「傘下組織と認めない」などとする処分をしていたことが分かった。長崎県連盟の元理事長の不祥事を巡り、日本連盟が執行部の刷新を求めたが従わなかったことなどが理由。日本連盟は「長崎県連盟が正常化するまで同連盟選出の選手の(九州)ブロック大会、全国大会への参加資格を認めない」としている。

 日本連盟によると、処分は22日付。長崎県連盟を巡っては、元理事長の県立高教諭がボクシング部の指導中に生徒のパンチでけがをしたと公務災害を虚偽申請し、治療費約123万円を受け取ったとして、7月に県教委から懲戒免職の処分を受けた。元理事長は不正を否定していた。日本連盟は元理事長を除名し、長崎県連盟に役員総会を開いて新執行部を選任するよう指示したが、長崎県連盟は従わなかった。

 日本連盟の吉森照夫・資格審査委員長は「長崎県連盟は選手に影響が出ないよう、早く正常化してもらいたい」と話した。一方、長崎県連盟の宮城直泰会長は取材に「執行部の大半は辞任する方向で検討している」と語った。【樋口岳大】

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