「ピラミッドは5段、タワーは3段」小中学校組み体操に順守事項 大阪・八尾
産経新聞 2016年4月29日(金)10時56分配信
八尾市教育委員会は28日、小中学校の組み体操に関する順守事項をまとめ、市立小中学校全43校(小学校28校、中学校15校)の学校長に通知したと発表した。四つんばいで重なる「ピラミッド」は5段、肩の上などに立って塔を作る「タワー」は3段を上限にすることなどが指示されている。
市では昨年9月、市立中の体育大会で10段ピラミッドが崩れ、生徒6人が重軽傷を負う事故が発生。市の調査で平成18年度以降、約140人の児童、生徒が組み体操で骨折していたことが分かったことから、検証委員会が安全対策などを検討してきた。
今回の順守事項は検証委員会の報告を受けたもの。2段組み以上の演技では、2段以上に乗る児童、生徒と同数以上の補助を配置することや、練習で一度も成功していない演技は運動会や体育大会当日にはやらないことが指示されている。