「データ信頼性に懸念」弘前大学長らの論文、米医師会誌が取り消す
読売新聞(ヨミドクター) 6月16日 1時46分配信
弘前大学は15日、佐藤敬学長が米医師会雑誌などに発表した三つの論文がデータの妥当性などの問題から取り消されたと発表した。
米医師会雑誌の論文は、葉酸などの服用で脳梗塞の患者の骨折を減らせるという内容で、2005年に発表された。論文の責任者は学長の同僚だった元同大教授。学長は著者の一人として研究のデザイン、データ収集と解析、解釈、原稿作りを担当したと記載されていたが、同大の聞き取り調査に対して、学長は「英文の校閲などを行ったが、データについては分からない」と答えたという。
同誌は「データの信頼性に懸念を持たせる科学的な不正行為があり、著者の記載も不適切だった」として、今月3日に論文を取り消した。残り二つの論文も同様の理由で取り消された。