男子中学生自殺 いじめを認定/青森

男子中学生自殺 いじめを認定/青森
Web東奥 2016年9月13日(火)11時31分配信

 青森県東北町の上北中学校1年の男子生徒が2学期開始前に自殺した問題で、町いじめ防止対策審議会の調査部会は12日、生徒が「いじめがなければもっと生きていた」との趣旨が書かれた書き置きを残していたことから「いじめがあったと認められる」との見解を示した。一方、具体的ないじめの形跡は確認できていないため、遺族や教職員、同級生らに独自の聞き取りを行い、自殺の背景、いじめとの因果関係などを調査する。10月中旬に中間報告を公表、再発防止策を含めた最終報告は年内に行う予定。
 調査部会は、審議会委員5人に大学教授と医師、臨床心理士の3人を加えた8人で組織する。同日、町コミュニティセンター未来館で初会合を開き、栗林理人(みちと)・弘前大大学院特任准教授(精神科医)が部会長に就任した。
 栗林氏は終了後の会見で「書き置きの内容について議論した結果、いじめがあったと全員が認定した」と説明。ただ、生徒の自殺後、学校が実施した全校アンケートでは、生徒へのいじめがあったことを明確に示す記載はなかったという。
 栗林氏は「(書き置きには)中学校に入ってからつらい、という思いが書きつづられていた。生徒に実際にどのようなことが起きていたか明らかにしたい」と述べた。
 生徒は無料通信アプリLINE(ライン)や会員制交流サイト(SNS)は利用しておらず、栗林氏は、学校内で何があったかに(調査の)重点を置く−と強調。学校側の対応の不備についても調べる考えを示した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする