いじめ悩み中2女子自殺 家にメモ、第三者委調査へ 兵庫

いじめ悩み中2女子自殺 家にメモ、第三者委調査へ 兵庫
産経新聞 2016/11/19(土) 7:55配信

 兵庫県加古川市教委は18日、市立中2年の女子生徒(14)が9月に自殺を図って意識不明となり、死亡したと発表した。自宅には周囲でいじめがあったことをほのめかすメモが残されていたことから、いじめ防止対策推進法に基づく第三者委員会を設置、事実関係の調査に乗り出した。

 市教委によると、生徒は9月12日午前7時ごろ、自宅近くで自殺を図り救急搬送。20日早朝に死亡した。12日に自宅で見つかったメモははがきの半分程度の大きさで、周囲でいじめがあり悩んでいるといった内容が記されていたという。

 両親はいじめによる自殺の可能性があるとして、市教委に調査を依頼。学校側は全教職員と仲の良かった友人1人から聞き取り調査を行ったが、いじめをうかがわせる話はなかった。その後は両親の意向で本格的な調査を控えていた。

 第三者委は弁護士や精神科医ら5人で構成。今月中にも第1回会合を開き、全校生徒に聞き取り調査などを行う方針。市教委の大西隆博参事は「自殺の原因は学校生活が関係していると考えられる」と話した。

 中学校では午後7時から保護者会を開催。出席した保護者によると、校長らがいじめの事実は把握していないと説明したという。

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