生徒蹴った容疑、部活顧問教諭を書類送検 北九州の高校
朝日新聞 2016年12月8日3時1分
北九州市八幡西区の折尾愛真高校(増田仰校長)で、剣道部顧問の30代の男性教諭が部員の男子生徒(18)を蹴ったなどとして、福岡県警は7日、教諭を暴行容疑で福岡地検小倉支部に書類送検した。捜査関係者への取材でわかった。容疑を大筋で認めているという。
学校の説明によると、教諭は生徒が1年生だった2014年9月、部活動の終了後に男子部員5人を教官室に呼び出し、部活動への姿勢などについて指導。その際、被害生徒の態度に腹を立て、胸の辺りを2回蹴るなどした。生徒は蹴られた勢いで、椅子などに体をぶつけたという。
生徒は家族や学校に知らせずに登校を続け、部活も続けていたが、今年になって初めて家族に相談。家族からの連絡を受けた学校が教諭に聞き取りをしたところ、教諭が認めたため、学校は5月に教諭を訓告処分とし、部活動の指導もやめさせた。
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<福岡・折尾愛真高>部活動で体罰 男性教諭を書類送検
福岡部活体罰書類送検
毎日新聞12月8日(木)8時0分
◇福岡県警折尾署、暴行容疑で折尾区検に
部活動で体罰を加えたとして、福岡県警折尾署は7日、暴行容疑で折尾愛真高(北九州市八幡西区)の男性教諭(34)を折尾区検に書類送検した。
送検容疑は、教諭が昨年3月、顧問を務めていた剣道部の男子生徒の態度などを注意する際、生徒を手でたたいたとされる。同署によると暴行を認めているという。
また、同校によると、教諭は2014年9月にも当時1年生だった剣道部の男子生徒を前蹴りしていたことが今年5月に発覚し、同校は同月、部活動の顧問停止などの処分をしていたという。山口晶久教頭は「体罰はあってはいけないことで、引き続き教員に丁寧な指導を行っていく」と話している。【浅野翔太郎】