アカハラの大学院教授を減給処分 岡山大発表、講師に嫌がらせ
山陽新聞 2017年01月31日 20時57分 更新
岡山大は31日、大学院自然科学研究科(工学系)の男性教授=50代=が、部下の男性講師=40代=に対して嫌がらせをするアカデミックハラスメント(アカハラ)行為があったとして同日付で、減給(平均賃金1日分の2分の1)の懲戒処分にしたと発表した。
同大によると、教授は昨年4月、講師に学生の学位論文の指導を担当させなかったほか、2010、11年、学術雑誌に掲載された論文の共著者から外したという。
昨年6月、講師が大学に相談。大学側の調査に、教授は「ハラスメント行為ではない。共著者としなかったのは貢献が十分でなかったため」などと話したという。
森田潔学長は「今回の事態を重く受け止め、より一層、教職員への指導、周知を徹底し、ハラスメントのない環境整備を図る」とのコメントを出した。