北海道)わいせつ事件続発、20代男性教諭に緊急研修
朝日新聞 2017年3月30日03時00分
札幌市立小中学校の若手男性教諭による未成年者へのわいせつ事件が相次いでいることを受け、市教育委員会は29日、20代の男性教諭を対象とした緊急研修を市内で開いた。
札幌市では今年度、市立小中学校の20代の男性教諭が未成年者にわいせつ行為をした疑いで逮捕される事件が、2月までに3件発生した。3教諭とも懲戒免職処分となった。
緊急研修には約360人が出席。市教委の檜田英樹教職員担当部長は「先生が逮捕という事態は、子どもにとって拭いきれない心の傷を負う。一瞬の気のゆるみから誰もが不祥事を起こす可能性があることを、肝に銘じてほしい」と語った。
担当課長は近年の懲戒処分事案を例にあげながら、守るべき具体的な服務規律について説明。例えば、メールなどで教職員が子どもと一対一で連絡を取り合う時は、保護者にも内容を伝えるなど細心の注意を払わなければいけないと呼びかけた。(武沢昌英)