成績悪く誤記載、提出 生徒受験で1人不合格 校長を戒告処分 千葉県松戸高

成績悪く誤記載、提出 生徒受験で1人不合格 校長を戒告処分 千葉県松戸高
千葉日報 2017年3月16日 10:32 | 無料公開

 千葉県教委は15日、今春の大学や専門学校の推薦入試を巡り、松戸市の県立松戸高校が3年生2人の成績書類(調査書)を実際よりも悪く誤記載し、そのまま受験先に提出していたと発表した。うち1人は専門学校2校に不合格となり、その後正しい成績書類を提出した大学には合格したという。

 県教委によると、誤記載は2人の2年生時の各1科目。専門学校を不合格になった生徒は、数学の成績が5段階評価で本来は「3」だったのに「1」になっていた。入力作成した担任自身が直後に気付いて担当の教員に修正を依頼したが、担当教員が失念。担任も最終確認しなかったという。

 別の担任が入力したもう1人の生徒は、世界史の本来の成績「5」が「3」になっていた。提出先の大学には合格したという。

 提出後の昨年12月の点検で判明。県教委は同日、提出前の確認体制を整えていなかったとして男性校長(60)を戒告の懲戒処分にした。

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