県教委、酒気帯び運転などで3教職員を処分
東京新聞 2017年6月23日
県教育委員会は二十二日、酒気帯び運転で摘発された県立水戸工業高の男性教諭(49)を懲戒免職とするなど、教職員三人を同日付で懲戒処分にしたと発表した。
県教委によると、男性教諭は今月二日、土浦市内で酒を飲んだ後、車内で休憩し、三日早朝に帰宅しようとしてパトロール中の警察官に停止を求められ、酒気帯び運転が発覚した。
県立高の男性校長(57)は二〇一五年度、自校に勤務していた男性職員が、十八歳未満の女子にみだらな行為をしたことを知りながら、県教委にきちんと報告しなかった。今年三月、匿名の投書が県教委に寄せられ、問題が表面化した。校長を減給十分の一(三カ月)とした。また県教委は、同年度中に退職した元職員に対し、退職手当の返還を求める方針。
阿見町立中の男性教諭(33)は先月、二年生の校外学習で生徒たちを神奈川県まで引率した際、勤務中に後輩の教諭を誘って飲酒した。教諭は、駅から車を運転して帰宅したが、校長らには「運転代行を利用した」とうそをついていた。この教諭を減給十分の一(一カ月)とした。
会見した県教育庁の担当者は「あってはならない不祥事で、県民に深くおわびする」と謝罪、服務規律を徹底させることで再発防止に努めるとした。