千円払って女子生徒に授業させる 定時制の61歳男性教諭を戒告
産経新聞 2017/10/17(火) 16:49配信
東京都立高校の定時制の授業で女子生徒に千円を払って身代わりに授業を行わせたなどとして、都教育委員会は17日、同校勤務の男性教諭(61)を戒告処分とした。教諭は都教委の調査に対して事実関係を認める一方、理由などは説明していないという。
都教委によると、教諭は6月6日、授業中に教室に入ってきた別のクラスの女子生徒に対して「千円あげるから授業をしてもいいよ」と言い、女子生徒に約25分間、授業を行わせた。
さらにその直後、「ちゃんと授業をしてください」と苦情を言ったクラスの生徒たちに対して「授業料を返す。その代わりに単位をやらない」などと不適切な発言をしたという。この生徒たちが学校側に相談して発覚した。
一方、都教委はこの日、無断欠勤を続けたとして、狛江市立小学校の女性教諭(26)を懲戒免職処分にした。無断欠勤は5月8日から続き、元教諭は都教委側に文書で「業務をこなさなくてはならないという焦りがあったが、やるべきことに手がつかず、どうすればいいかわからなかった」と説明したという。