隠蔽指示はいじめ対策の責任者 中3自殺問題
ABCテレビ 2018/6/11(月) 19:58配信
神戸市で中学3年の女子生徒が自殺した問題で、いじめの内容が書かれたメモの隠ぺいを指示した教育委員会の担当者は、いじめ対策の責任者だったことがわかりました。
おととし、神戸市の中学校に通う3年生の女子生徒(当時14)が自殺した問題では、同級生から、いじめについて聞き取ったメモを隠蔽するよう、神戸市教育委員会の首席指導主事が、当時の校長に指示していたことがわかっています。その後の取材で首席指導主事は、2013年から、いじめがあった学校への指導や、市教委幹部への報告などを行う、いじめ対策の責任者だったことがわかりました。教育委員会は「首席指導主事は経験が豊富で、学校からの信頼も厚かったため、事案を任せきりにしてしまい、監督が行き届かなかった」として、体制の見直しを検討しています。