野球部監督が不適切指導 国際大付属高
北日本新聞 2018/9/4(火) 0:48配信
富山国際大付属高校(倉田延邦校長)の野球部監督を務める40代の男性教諭が、ランニングしている選手の方向へ故意にノックしたり、選手に暴言を吐いたりしていたことが3日、同校への取材で分かった。同校は不適切な指導があったとして、男性教諭を減給と文書による厳重注意処分とした。野球部監督は続けるという。
同校によると、8月上旬、グラウンドで男性教諭がレギュラー選手にノック中、控え選手8人が外野をランニングしたとして「当たらないと分からないのか」と言いながら5球ほど控え選手の方向へ球を打ったという。
男性教諭は同校の聞き取りに対し「(打球が当たりそうな)危険なコースにいたので注意しようと思った」と説明。この他、指導中に選手に「ボケ」「死ね」などと暴言を吐くことも何度かあったと話したという。
同校は8月22日に県総合政策局に報告し、同24日に保護者会で経緯を説明した。男性教諭は「適切な指導ではなく、申し訳ありませんでした」と謝罪した。同校は来年3月まで男性教諭の監督としての指導を観察し、不適切な指導があれば監督を交代させるという。中川修教頭は「生徒や保護者に申し訳なかった。不適切な指導がないよう注意していく」としている。