他人のICカードで買い物 特別支援校講師に停職6カ月 千葉県教委

他人のICカードで買い物 特別支援校講師に停職6カ月 千葉県教委
千葉日報オンライン 2018/12/20(木) 11:33配信

 千葉県教委は19日、他人が置き忘れた電子マネー機能付きICカードを盗み、自分の買い物に使ったとして、県立市原特別支援学校(市原市)の男性講師(25)を停職6カ月の懲戒処分にした。男性講師は同日付で依願退職した。

 県教委によると、男性講師は9月28日朝、袖ケ浦市内のコンビニ店で、レジのカード読み取り機に他人が置き忘れたICカードを持ち去って盗んだ上、10月中に木更津市内のコンビニ店で数回に分け、同カード残金の全額計2500円前後を飲食物の支払いに使った。いずれも出勤途中の行為だったという。

 11月中旬、カードを盗んだコンビニ店に立ち寄った際、県警から事情聴取を受けて事実関係を認め、同校に報告した。刑事処分は決まっていないとみられる。

 県教委の聴取に対し、男性講師は「犯罪行為だとは分かっていたが、やってしまった」と話した。4月に採用されたばかりだった。

 県教委は今後、校長を集めた会議などで綱紀粛正を求め、初任者研修でも倫理意識の徹底を図るという。

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