ボクシング監督を出勤停止1年=体罰やパワハラ−栃木・作新学院高

ボクシング監督を出勤停止1年=体罰やパワハラ−栃木・作新学院高
時事通信 2019/3/19(火) 11:29配信

 作新学院高校(宇都宮市)のボクシング部監督らが体罰をしたとされる問題で、同校は川島弘行監督(43)を18日付で出勤停止1年の懲戒処分とし、父親で前監督の八郎コーチ(75)を3月末で解任することを決めた。
 
 同校が匿名の告発を受けて設置した調査検討委員会は、川島監督が部員を平手打ちしたり、1〜2時間正座させたりするなどの体罰を繰り返していたと認定。日常的などう喝や部員の親の悪口、特定の部員を無視するといったパワハラも行われていたと指摘した。

 監督は当初、平手打ちなどは「記憶がない」としていたが、生徒らへの聞き取りから事実と判断した。八郎コーチも部員を殴る蹴るなどの体罰を繰り返していたとした。

 調査検討委は2人について「部員は指導者に服従しなければならない下位の者」という誤った認識を持っていたと指摘。学校側に対しても、人権意識担当部署の設置など再発防止を求めた。 

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