亘理町 男子中学生自殺“第三者委員会”始まる 学校や教師の不適切な対応などを調べる〈宮城〉
仙台放送 2019/6/10(月) 19:57配信
今年3月、亘理町で男子中学生が自殺した問題で、学校の対応などを調べる第三者委員会の会合が10日に初めて開かれました。
この問題は、今年3月9日、亘理町の中学校に通っていた当時2年生の男子生徒が自殺したものです。
遺族は自殺の背景に学校や教師の不適切な対応があったとし、県教委などに調査を求めていました。
10日は町の教育委員会が設置した“第三者委員会”が開かれ、遺族が推薦する3人を含む6人の委員に委嘱状が手渡され、遺族推薦の土井浩之弁護士が委員長に選出されました。
話し合いは非公開で行われ、教育委員会が5月に実施した、教職員への聞き取り調査の結果が確認されたほか、今後、実施予定の生徒に向けたアンケートの内容について話し合われたということです。
第三者委員会 土井浩之 委員長
「何が起きたのかできる限り調査して、どういうことが起きたのか、こちらの方でできる限り分かりやすく理解いただけるよう調査する」
委員会では、7月9日に2回目の会合を開き、夏休み前を目標に生徒へのアンケート調査を行う予定です。