大阪観光大前理事長、1億円流用か

大阪観光大前理事長、1億円流用か
産経新聞 20109/7/2(火) 20:59配信

 大阪観光大(大阪府熊取町)などを経営する学校法人「明浄(めいじょう)学院」(同)は2日、前理事長の女性(61)が昨年4月、独断で大学の運営資金1億円を自身が役員を務める関連会社に振り込ませ、仮想通貨(暗号資産)への投資に流用した疑いがあることを明らかにした。すでに関連会社が法人に9千万円を返金したという。

 同法人によると、前理事長は関連会社に大学の運営資金から1億円を振り込むよう法人職員に指示。関連会社代表の男性理事が引き出し、前理事長の指示を受けて仮想通貨を購入した。

 運用に当たって理事会の承認は行われず、法人の聞き取りに対し前理事長は「高校の新校舎建設資金が必要だった」と説明。仮想通貨は投資後、取引価格が大幅に下落、多額の含み損が発生した可能性がある。

 前理事長は6月22日付で理事長職を引責辞任。法人は第三者委員会を設置して事実解明を進める。

 昨年度に同法人は国からの補助金約1億3千万円を受け取っており、文部科学省は「適切な意思決定を経て資金を運用していなければ問題だ」としている。

——-

運営資金1億円流用疑いの前理事長 取材に無言で立ち去る
MBSニュース 2019/7/2(火) 18:50配信

 大阪観光大学などを運営する学校法人明浄学院の前理事長が、学校の運営資金1億円を仮想通貨の購入に流用した疑惑について、渦中の前理事長はMBSの取材に無言で立ち去りました。

【学校法人明浄学院 前理事長への取材】
 「Q今回の件どのように思われてますか?…(無言)」
 「Q1億円はどうされたんですか?…(無言)」

 前理事長は疑惑に答えることなく無言で立ち去りました。

 一方、学校側は会見で9000万円は回収していることを明らかにしました。

 「報道のとおり1億円は理事会の決議なしで支出されておりました。1億円の投資を学校法人がしたわけではなくて、株式会社明浄がやっておったという事実。1億円の投資につきましては、元本保証の投資をしていたという事実。すでに学校法人明浄学園は、1億円の投資に関して9000万円を回収しています。」(学校法人明浄学院 西和彦理事長)

——-

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする