教諭いじめ50項目 関係者も証言「トイレで嘔吐…誰も助けず、教壇立つため耐えた」
MBSニュース 2019/10/11(金) 18:35配信
神戸市立東須磨小学校で男性教諭が先輩教諭4人からいじめを受けていた問題で、男性教諭は「熱湯入りのやかんを顔に押し付けられる」など、訴えている被害が約50項目に上ることが分かりました。
神戸市立東須磨小学校で去年から今年にかけて20代の男性教諭が受けてきたという悪質ないじめ。30代から40代の教諭の男女4人は、男性教諭に激辛カレーを目にこすりつけるなどの行為を行っていました。
市教委によりますと、男性教諭はそれ以外にも、熱湯入りのやかんを顔に押し付けられたり、首を絞められ呼吸困難に陥ったりしたこともあったほか、髪の毛や服に大量の接着剤をかけられるなど、被害は約50項目に上ることが分かりました。
【男性教諭が訴えている被害、約50項目の一部】
・激辛カレーを無理やり食べさせ、目にこすりつける
・車の上に土足で乗る
・熱湯の入ったやかんを顔に押し付ける
・首を絞めて呼吸困難にする
・髪の毛や服に大量の接着剤をかける
・掃除機で体を吸う
・ジーンズをびりびりに破く
・ドレッシングや焼き肉のタレを大量に飲ませる
・殴る
・膝蹴りする
・足を踏む
被害教諭をよく知る男性がMBSの取材に応じました。
「凄く辛い唐辛子を無理やり食べさせられて、その後トイレに直行して吐いたんですけど、誰も助けに来ず、家庭科室にいた加害教諭4人はそのまま教室に帰って、被害者1人が残されたということもありました。」(被害教諭をよく知る男性)
男性教諭は“去年には前校長に相談していた”とされていますが、いじめに繋がる行為は2017年から始まっていたと言います。
「いじめに関するものとしては去年もしくはそれ以上前からありました。さらに酷くなったのは去年4月以降。いつかいじめも無くなるだろうということで頑張って我慢していたと思う。」(被害教諭をよく知る男性)
“教壇に立ち続けたい”と被害を受けた男性教諭は耐えていたといいます。
神戸市教育委員会は10月中旬にも外部の弁護士や教育分野の専門家で作る外部調査チームを発足させることにしていますが、人選などの権限を市長部局に委任することになりました。10月10日の定例会見で久元喜造市長は…。
「本来教育委員会の任務・権限となりますが、人選などにつきましては『市長に協力をして欲しい』と。できるだけ早く人選を完了させ、調査チームを発足させて、調査に着手をしたいと考えております。」(神戸市 久元喜造市長)
10月17日には緊急の総合教育会議を開き、いじめの背景や教育委員会の組織風土など実態解明を進める方針です。