県立鳥取中央育英高の50代男性教諭が生徒に千枚通し投げる 訓告処分

県立鳥取中央育英高の50代男性教諭が生徒に千枚通し投げる 訓告処分
毎日新聞 2019/11/20(水) 18:06配信

 鳥取県立鳥取中央育英高(同県北栄町)の50代の男性教諭が今年7月、千枚通しを生徒の足元に投げつけるなど不適切な行為・指導があったとして訓告処分を受けていたことが分かった。数日後には別の生徒の頰に拳を押し当てたとされる。いずれも生徒にけがはなかった。毎日新聞が県教委に情報公開請求して得た文書と、取材で判明した。【園部仁史】

 開示文書や教育人材開発課によると、同校柔剣道場で7月3日、文化祭準備でステージアートを作製していた際、複数生徒から矢継ぎ早に質問を受けたため冷静さを欠き、手にしていた千枚通しを床に投げつけ、生徒の足先数十センチのところに突き刺さった。6日後には、文化祭のクラス展示で設営していたパネル内でクッキーを食べていた生徒の左頰に右拳を押し当てた。生徒の苦情で発覚した。処分は9月24日付。

 また、窃盗が疑われる行為があったとして県教委の30代の女性職員を口頭の厳重注意処分とした。県西部の県施設で昨年10月、幼稚園教諭らを集めて開いた研修で現金が盗まれる被害があり、警察の聴取には関与を認めたが県教委の調査では否定して多方面に不信感と混乱を招き、職場の秩序を乱した。職員は被害者と示談し、不起訴処分となった。処分は9月11日付。

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