いじめの訴え1年半放置…当時の校長を戒告処分 大阪・吹田市の小学校
MBSニュース 2019/11/30(土) 7:10配信
大阪府吹田市の小学校で女子児童がいじめを訴えたにもかかわらず1年半放置していた問題で、府の教育庁は当時の校長を懲戒処分にしました。
吹田市の小学5年の女子児童は、小学1年と2年のころ、同級生5人からサッカーボールを投げつけられるといったいじめを受け、左足を骨折するなどしました。
女子児童はアンケートに同級生の名前を挙げ、「けられた。なぐられた」などと記入していたにもかかわらず担任が事態を共有しないなど、約1年半にわたって放置されました。
大阪府教育庁は11月29日、「当時の対応が不適切で発覚後の対応も不十分だった」などとして、当時の校長を戒告の懲戒処分としました。
市の教育委員会はいじめの早期発見のため、専門家による会議の参加などで再発防止に取り組みたいとしています。