ハンドボール部員にボール当てさせけが 顧問の高校教諭停職 茨城

ハンドボール部員にボール当てさせけが 顧問の高校教諭停職 茨城
毎日新聞 2019/12/26(木) 8:52配信

 茨城県県教育委員会は25日、県立高のハンドボール部の活動中、はだしで縄跳びをしていた部員の男子生徒に向けてボールを投げさせ、生徒に約2週間のけがをさせたとして、顧問の男性教諭(41)を停職1カ月、副顧問の男性講師(35)を減給10分の1(2カ月)の懲戒処分にした。

 県教委によると、今月9日午後5時半ごろ、2年の男子生徒(17)は体育館シューズを忘れたため全体練習に参加できず、裸足で縄跳びをしていた。それに気付いた顧問の教諭が体育館の中央に移動させ、講師と部員の生徒6人にボールを投げて邪魔をするよう指示。自身も投げた。

 生徒はボールを投げられながら15分間にわたって縄跳びを続け、頰や太ももの打撲、足の裏の皮がはがれるけがをした。10球ほどが命中し、2球は強く投げた球だったという。

 生徒の母親が10日に県教委に相談して発覚した。教諭は「練習に参加させたいと思ってやった」と話しているという。【川崎健】

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