仙台市いじめ防止検証会議が報告書提出
KHB東日本放送 2020/1/9(木) 19:33配信
仙台市のいじめ防止対策に厳しい注文です。有識者による検証会議が、いじめ問題にあたる教師の増員などを求める報告書を提出しました。
2019年4月施行のいじめ防止条例に基づいて2019年8月に設置され、いじめ防止の取り組みを検証していた仙台市の有識者会議は9日、郡市長に報告書を提出しました。
報告書では、各学校に現在1人ずつ配置しているいじめ対策の専任教師を増員することや児童・生徒、保護者からの相談窓口の拡充などを求めています。
いじめ防止等対策検証会議・氏家靖浩会長「SOSをどこに出したら良いか分からないという時に、まずここに、ファーストコンタクトができるところ、そういうところをきちんと確保してほしいということを、先ほど申し上げた、今回の改善点として、申し上げたつもりになります」
郡市長「いじめを無くすために、あるいはいじめという問題に当たった時にどのように対応していくのか、それぞれ真摯に取り組ませていただいたところでありますけども、まだ足りない、というところをご指摘いただいたものと思ってます」
仙台市では、新年度から学校以外の第三者によるいじめ相談窓口を設置するなど、更なるいじめ防止の取り組みを進めることにしています。
仙台市泉区の館中1年の男子生徒=当時(12)=が2014年9月、いじめを苦に自殺。
学校はクラスメートらに「彼は転校した」と虚偽の説明をしていた。
市教委は2017年3月27日、当時の担任だった女性教諭を訓告、当時の教頭を口頭厳重注意、菅原光博校長(60)を戒告の懲戒処分。
生徒の自殺から2年半も経ってからの処分で、当時の生徒たちは卒業し校長も定年退職となる。
仙台市泉区の市立中2年の男子生徒=当時(14)=が2016年2月にいじめを苦に自殺。
教師たちは同級生たちに、亡くなった生徒とのLINEの履歴の削除を命じる。
仙台市青葉区の折立中2年の男子生徒(13)が2017年4月にマンションから飛び降り自殺。
市教委は4月29日の記者会見でいじめの存在を否定したが、5月1日になって大越裕光・市教育長が「過去にいじめがあったことは事実」と認めた。
宮城県工業高校1年の男子生徒(当時15歳)仙台市内の自宅で自殺。
男子生徒は入学直後から担任に徹夜をしなければ終わらないほどの課題提出を求められたが、「やり直せ」と突き返されるなどし、6月ごろから部活動への参加も禁じられた。
同高の西尾正人校長は「(担任教諭の指導は)教育的指導の範囲内と認識している」と話した。
仙台市内の住宅で小学2年の長女(8)と母親(46)が無理心中。
両親は学校に何度も相談したが「対応する」「もう少し待って」と繰り返された。市教委に訴えても「相手が認めないと解決できない」と言われたという。精神的に追い詰められた長女と母親は、無理心中してしまう。